フリュー株式会社 ピクトリンク事業部に新卒入社した森兼と申します。
入社して1ヶ月でAWS 認定クラウドプラクティショナーを頑張って取った時のことをお伝えします。
新卒がスキルアップの足がかりにすることが多いと思うため、参考になれば幸いです。
学習期間
5月中旬 〜 6月下旬
学習に使用したもの
・AWS Skill Builderの「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese)」コース
・Udemyの問題集を4~6周
本番の点数は820点くらいでした。(満点1000点、合格点700点)
以下、詳しく説明します。
5月中旬:ひとまず公式の教材を見る
AWS Skill Builderで無料で受講できる「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese)」を視聴しました。
内容としては、AWSサービスやその料金形態が大まかにプレゼンされる感じです。
一応、すごく簡単な問題演習もついており、クラウドサービス自体の知識さえ無かった私が入門するには良い教材でした。
逆に言えば、他のクラウドサービスなどを利用していた方からすると、当たり前のことばかりで退屈かもしれません。
また、AWSの宣伝のように感じられる部分も多い講義ですので、既にサービスを利用してるよ!という人からすると冗長に感じるかもしれないです。
(料金面のメリットなどはAWS認定試験でも出てくるので、重要ではあります)
5月下旬〜6月中旬:Udemyでひたすら問題演習
前述のCloud Practitioner Essentials が簡単だったので、調子に乗ってUdemyの問題演習にいきなり取り組んでしまいました。
検索すればいくつかの種類が出てくると思いますが、私は問題演習に特化しているものを選びました。
そして、すべての問題で正答率が95%↑になるまで繰り返し解きました。1周目はだいたい正答率50%くらいで、最終的に4~6周くらい演習しました。
ここで注意ですが、問題演習はなるべく間を空けて、答えを忘れたくらいにおこないましょう。
当たり前ですが、繰り返し解いていると答えを覚えてきて、考えずとも簡単に正解できてしまいます。
そのため、ひたすら問題演習を繰り返すよりも、解答解説を読むことに時間をかける方が大事です。
また、AWSサービスを覚える際には「必死に覚えたけど実はサービス終了していた!」なんてことにならないよう、公式のドキュメントも併せて読むのが大切です。
6月下旬:試験本番
6月下旬にテストセンターで試験を受け、820点くらいで合格しました。
合否はテスト終了直後に出ます。結果が記載されたメールなども当日のうちに届きました。
テストセンターの会場は結構多く、土日の予約も割と簡単に取れました。
試験は自宅などからオンラインで受験することもできます。
ですが、自宅の通信速度や、カメラへの映り込み、突然の来客などの不安があったためセンターで受験しました。
私が受験した時に戸惑ったことは、受験開始の合図が分かりづらかったことと、マウスのレスポンスが微妙だったことです。
これは会場によっても違うと思いますが、私のようにテストセンターでの受験経験が少ない人は戸惑うと思います。
開始の合図はさらっと言われたので聞き逃さないように注意してください。
また、他の方の記事でも書かれていますが、問題の意味が分からないときには言語を英語に変えてみるのも大事です。
特に、普段からAWSコンソールを触っている人はコンソール上の言語と同じにするといいと思います。
試験の感想
私がこの試験で最も苦労したのは「クラウド導入フレームワーク(AWS CAF)」と「AWS Well-Architectedフレームワーク」の暗記でした。
どちらもそれぞれ6つの要素に分かれていて、さらにその内容がお互い似ています。
CAFでは、CEO, CTO, CFO, CCO……みたいなビジネス用語がズラリと並び、新卒にはかなり大変でした。
また、私はこの試験を終えてからAWSコンソールを本格的に触り始めたのですが、試験前の時点でもっと触っておくべきだったと思いました……。
というのも、AWSコンソール上の機能名を聞いただけで、その実際の機能をイメージするのは難しいです。
試験勉強のとき、Log groupsとLogs Insightsって何が違うんだよ!ってずっと思ってました。コンソールから確認すれば全然違う機能であることが分かります。
学習効率が大きく変わってくると思うので、会社でAWSを既に導入している場合はコンソールを見せてもらいましょう。
最後に
現在、資格を取ってから3,4ヶ月ほど経ちましたが、資格勉強の知識を活かしてシステム設計の時などに積極的に提案ができるようになりました。
AWS 認定クラウドプラクティショナーの学習はAWS関連用語を広く知ることができるため、所属チームで行われる議論の理解が一気に進みます。
ぜひ受験を検討してみてください。