Hello world! コンテンツ・メディア第1事業部のjyukutyoこと阪田です。
5/21(土)に開催されたJJUG CCC 2016 Springにて登壇しました。「Seasar2で作った俺たちのサービスの今」というセッションです。
登壇のいきさつはこちらに書いています。
そして、スライドはこちらです。
私の感想/思い
技術の解説ではなく実際のサービスの設計判断や詳細を話すというのは、自分のすべてをさらけだす感じがします。私のこのセッションが、弊社フリューの技術レベルの基準になるとも言えます。
もちろん私は天才プログラマーではなく、知らない知識や誤った判断などがあります。それでもこうして発表することで、そうした部分を教えていただき、改善へのアドバイスをいただくことができました。大切なことは、そうした知識を得て私自身の能力が向上すること、そしてサービスがよくなることですから。
私の部署のアプリケーションは、利用者数も1,000万人を超え、決して小さくないサービスです。精鋭エンジニア集団というよりは、向上心はあるけれども、私を始めある種普通(定義が難しいですが)のエンジニアが集まったチームです。そんな状況でも四苦八苦しながらこのレベルのサービスを運用開発できるということも伝えたかったことです。
私の思い
Twitterやブログで感想もたくさんいただくことができました。Twitterではハッシュタクグ「#ccc_gh6」に主に集まっています。「理想ではなく現実解で進んでいること、メンバーのことを考えながら進んでいることに共感できた」という言葉を多くいただきました。私が伝えたかったのは、技術的方法論ではなく、ベストな正解などはなく、自分の置かれた背景、コンテキストに合わせて、よりベターな方法を探りながら進んでいくしかなく、多くの誤りをしながらもそこからフィードバックを得て誤りを直し進めばいいということでした。
エンジニアは論理性や一貫性の能力が高いですから、システムやアプリケーションの今の状況、つまりスナップショットを見て、「ダメ!」という判断を下してそれで終わらせることがあります。でもシステムやサービスには時間軸があります。時間の経過とともに変化していくものです。もちろん置かれている状況によっては、契約や納品など簡単には適用できない現場もあるかとは思います。ただ、そんな中でも時間軸があり、「終わっている!」というときでも今から変化させていくことができます。
CCC自体の感想
私が聴講した他のセッションについては、別のエントリで書きたいと思います。ここではCCCというイベント全体についての感想を書きます。
今回のCCCは登録者数1,200名以上、実際の参加者も800名以上とのことでした。私も関西Javaエンジニアの会(関ジャバ)の会長という立場ではありますが、スケールが違いすぎます。CCC1回の会場費も200万円!JJUG会長である鈴木さんのスライドに記載があります。
これだけのイベントを運営するJJUG幹事、スタッフの方はとても大変だと想像します。これを年2回開催されていることに頭が下がります。
関西から参加されている方も10名以上はおられました。私が知っている方だけでその人数ですので、実際はもっと多いでしょう。次のCCCは秋頃に開催されますので、ぜひみなさんにも参加をお勧めいたします!