こんにちは。 Scalaで女性を幸せにするエンジニアの国平です。
前回の記事では、ScalaMatsuriの表側として参加レポートを書きました。
今回の記事では、スタッフやスポンサーとして参加して見えた裏側の話を少ししてみようと思います。
アンカンファレンス
アンカンファレンスは国内ではあまり事例のないイベントですが、今回翻訳チームとしても、登壇者としても活躍されていた横田さんの提案で導入されました。 スタッフ内でもアンカンファレンス経験者がほとんどいなかったため、本当に手探りで準備を進めていきました。 特に、アンカンファレンスは当日の参加者に委ねられる部分が大きいので、何を準備すればいいのかというところから議論を重ねて、事前にリハーサルをしたり、アンカンファレンスの説明文を何度も遂行したりしました。
結果的に、Odersky先生によるCodeClinicやパネルディスカッションなど、その場に集まった方々の発想が相互作用して素晴らしいセッションをつくり上げることが出来ました。
セッションスケジュールを調整している時、「これはすごいことになってきた!」という発言がありました。 この瞬間に私はアンカンファレンスが成功したと感じました。
翻訳チームの貢献
ScalaMatsuriは日本が誇る国際的なScalaカンファレンスで、海外からの招待講演者を始め英語のセッションが多く用意されていました。 とはいえ、そのまま英語オンリーでは、参加者のハードルが高くなってしまいます。 ScalaMatsuriでは、その問題を解消するためにScalaMatsuriスタッフのうち、英語が堪能なメンバーがセッション中同時翻訳で、英語<->日本語で翻訳を行い、IRCに投稿、それを表示するという事を行っていました。
この翻訳作業、複数人のチームワークで行われていたのですが、ScalaMatsuriは朝から夜まで、しかも2日間に渡って続くイベントですので、本当にセッション中ずっと翻訳作業をしてくださっていました。
私自身、カンファレンスのスクール形式で英語を聞き取るのはかなり難しかったので、非常にありがたかったですし、逆に海外から参加して頂いた方に対して、日本のScala界隈の情報を発信出来たのではないかと思います。
スポンサーCM
今回セッション間の休憩中にスポンサー各社のCMを放映しました。 放映させて頂いたフリューのCMがこちらです。
FuRyuScalaMatsuriCM from Kuchitama on Vimeo.
はい、しょぼいですね。 なんせこれ、私が片手間で作ったムービーなので…
ただ、他のスポンサー各社はかなり力を入れられていました。 他のCM動画を公開できなくて残念ですが、日本のScala利用企業のパワフルさが発揮されてるように思いました。 来年は弊社ももっと力をいれたCMを作りたいです
スタッフとして活動してみて
私は、たまたまScalaMatsuriがボランティアスタッフを募集していることを知り、参加することにしました。
関西在住なのでリモートでのミーティング参加でした。 最初は、リモート参加することに不安がありました。 しかし、ミーティング以外でのやりとりの大半はco-meetingを使ってオンライン上で行われていましたし、ミーティング時もco-meetingに発言した内容を適宜拾ってもらえたので、問題なく意見交換をすることが出来ました。
タスクも、リモートでも作業可能な内容のものも多くありました。今回は、アンカンファレンスの説明用のチラシ作成のみ担当しましたが、まだまだリモートでも作業できることはあると思っています。
まとめ
2回にわたって、ScalaMatsuri2014の参加レポートを報告させて頂きました。 ScalaMatsuriというイベントがあったこと、その場の雰囲気、盛り上がりを少しでも知って頂けたら幸いです。 2日目が終わって、撤収作業を進めているときに、すでに「来年」の話題になっていました。 今も、次回に向けて少しずつ準備しています。 もし、Scalaが大好きで日本のScalaコミュニティに貢献したいという方がいらっしゃれば、私と一緒にボランティアに申し込んでイベントを盛り上げましょう。
Let’s Enjoy.Scala !!