こんにちは!ピクトリンクのリアーキテクトチームのプロダクトオーナーをやっているRie🐱です。
テックブログリレーが今日からスタートし、7日間バトンを繋いでいきます!素敵な企画をしてくれた里形くん(ラストの7日目に書いてくれます!)ありがとう☺️今日は1日目です🎉
アジリティをあげるべくリアーキテクトに取り組んでおります。
経歴はバックエンドエンジニア→EM→PO(サイト)→PO(リアーキ)でしてビジネス視点を勉強中です📝
今回は見積もりについて非エンジニア向けに説明したものを紹介します。
納期の考え方については弊社メンバーの記事がわかりやすいので以下を参考にしながら説明しました。
アジャイル開発の「見積もり」と聞くと、「なんだか難しそう…」と思う方も多いでしょう。特にエンジニア以外の人には、数字の根拠や方法が不透明に感じられることもあります。しかし、アジャイルの見積もりは本来、シンプルで柔軟なものです。今回は、料理を例にとって、わかりやすく解説します。
アジャイルな見積もりとは?
アジャイル開発では「完璧な見積もり」は求めません。その代わり、「大体どのくらいか」をざっくりと把握し、進めながら調整していくことが重要です。これを相対見積もりと呼びます。
料理で考えるアジャイルな見積もり
シチュエーション:カレー vs. フレンチのコース料理
友達から「カレーを作って!」と頼まれました。もう一つは、「フレンチのコース料理を作ってほしい!」という依頼。
さて、それぞれどのくらいの時間がかかるでしょうか?
ステップ1:ざっくり見積もる
カレーは「だいたい30〜40分くらいかな?」と見積もるのに対し、フレンチのコース料理は「3〜4時間くらい?」と大まかに見積もります。これは経験の有無や料理の複雑さが影響します。
ステップ2:経験に基づく相対比較
カレーは何度も作ったことがあるので、調理工程やかかる時間を具体的にイメージできます。逆にフレンチのコース料理はほぼ作ったことがないため、「以前、パスタを作ったときは1時間かかったから、前菜・メイン・デザートを含めると3倍くらい?」という具合に見積もることになります。
ステップ3:途中で調整する
カレーを作る途中で「じゃがいもがない!」と気づいたら、買い物に行く時間が追加されます。フレンチのコース料理では「ソースの味が決まらない」といった未知のトラブルが発生するかもしれません。状況に応じて「あと30分延びそう」といった柔軟な調整が求められます。
よくある反応:「そんなにかかるの?」
カレーを作る時間を見積もって「40分くらいかな」と伝えたとき、「え、そんなにかかるの?」と言われることがあります。フレンチのコース料理で「3時間」と言えば、「そんなに大変なの!?」と驚かれるでしょう。見積もりには、前提条件や経験の差を伝えることが大切です。
なぜアジャイルな見積もりが有効なのか?
精度が上がる:最初から完璧な見積もりを目指すのではなく、進めながら調整することで、結果的に精度が向上します。
柔軟性がある:途中で変更があっても対応しやすく、無駄を防げます。
チームで共有しやすい:複雑な見積もりではなく、感覚的に理解しやすいため、非エンジニアともコミュニケーションがスムーズです。
まとめ
アジャイルな見積もりは「ざっくり、柔軟に」がキーワードです。料理のように、経験のある作業は早く見積もれますが、未知の作業は大まかに見積もり、状況に応じて修正していくことが求められます。日常の感覚を活かして、アジャイルな見積もりにチャレンジしてみてください!
テックブログリレー2日目は西村さんの「レビューがしやすいPRの粒度について」です!お楽しみに〜☺️