はじめに
はじめまして。 フリュー株式会社でネイティブアプリエンジニアをしている里形と言います。
新卒入社2年目で、iOSアプリの開発を担当しています。(Androidも部分的に担当しています)
今回の記事では、初めて参加したiOSDCについて新人目線でのレポートをします。
(こちらの記事は後編になります。こちらの前編の記事から見ていただけますと嬉しいです!)
発表について
とても印象に残った&参考になった発表をいくつかピックアップしてご紹介します。
マウスポインターを掴む?! 〜標準フレームワークで作る非接触でMacを操作する技術〜
Macのカメラで手の動きを検出して画面の操作を行なったり、AirpodsProのジャイロセンサーを使って、顔の向きを検出してジェスチャー操作を実現していました。
AirpodsProで顔の向きを検出する実装はハッカソンで実現できずに挫折したのでとても感動しました。
昔のPSのゲームみたいに、カメラを使ったWebアプリケーションのゲームとかを実現できそうで面白かったです。
発表者スライド:
法改正を乗り越えるiOSアプリのリリース戦略
法律の改正によって、アプリで提供しているサービスに大きな変更が必要になった時の経験談でした。
法律に合わせて変更するので、非常に大規模な施策になっていたが、緻密な計画を遂行することで、サービスを止めることなく法改正に対応していた。
企画的な都合ではなく、法律的に締切が決まってしまっている状態(リリース延期=サービスの一時停止)で、しっかりと切り替え対応を行い大きな問題もなくリリースできたのは、ものすごく苦しい半年だったと思うので、とても尊敬しました。
また、スモールリリースを繰り返すことで、大きな不具合を発生しないように進めていたこともかなり大きい要因だと感じるので、弊社でもスモールリリースを意識して進めたいと感じました。
発表者スライド:
アプリの終活 〜その後〜
アプリのサービス終了対応した時の後日談でした。
長く携わったプロダクトの終わりを見守るために、全員でアプリのプロジェクト削除を見守りしてたのがすごく心にくるものがありました。
アプリのサービス終了時に、「サ終画面」を表示するのはよく見ていた気がしましたが、App Store Reviewガイドライン的にはNGらしいというのがすごく大きな知見でした。
WebViewで表示するメンテ画面でレビューガイドラインNGを回避していたのは覚えていたいなぁと思いました。(サ終に立ち会うことがないのを祈っていますが...)
会場について
Day0の段階ではまだ人も多くなく、(そこまでぎちぎちガチガチな感じではないのかなぁ?)と思っていました。
ですが、Day1の最初の発表を見終わってロビーを見たら人も活気も全力!といった感じで、とても大きなカンファレンスの雰囲気をひしひしと感じることができました。
ブースやAsk the Speakerに何度かお伺いしたのですが、皆さんとても優しい方だったので、とてもとてもお話ししやすかったです。
”悪いコードをコードレビューする”展示をしているブースがあったのですが、下の画像の通りとてもたくさんの付箋がついていました。 みんなで楽しくコードレビューしている感じがあってとても良かったです!
(エンジニアとして全然力がないから...)とか(コミュニケーション苦手だし...)と思っていらっしゃる方でも、一回はぜひ行ってみていただきたいなって感じました!
僕自身、新卒2年目で全然エンジニア力もコミュニケーション力もありませんが、多くの人と会話したり、技術交流することができました。
3日間通して学びが多く、とても楽しかったなと思っています。
若手の参加について
上の項目でも書いたのですが、”若手であること”を理由に参加しないのはとても勿体ないな、と感じました。
アプリのユーザとしても納得できるお話なども多いので、アプリ開発経験があまりない方・これから始めたい方も勉強になることがめちゃめちゃあると思います。
また、スキル的に自信がなかったとしても、戦闘力をスカウターで測られて「戦闘力たったの5か...」なんて言われることもないので、安心して参加しても大丈夫だと思います。
また、iOSがメインのイベントではありますが、KotlinやFlutter、Unityでアプリ開発されていらっしゃる方も、参考になるお話がたくさんあるかと思いますので、少しでも気になった方は是非是非ご参加いただきたいなって思いました!
最後に
3日間通して本当に学びも多く、楽しい時間になったと思いました。
最初は初めてのカンファレンス参加で不安に思っていたところも多かったのですが、質問にも快くお答えいただいたりして、とても素敵な雰囲気のコミュニティだなと感じ、安心して参加することができました。
また、弊社の盛岡(前編の執筆者)と帰り際にお話ししていた内容なのですが、「iOS,Androidに関係なく、アプリ担当メンバーのみんなで参加した方がいいな」と感じました。
後日、知見を持ち帰って展開することはできるのですが、オンタイムで見た内容に関してチームメンバーで議論することで、よりプロダクトに活かせるアイデアを生み出すことができそうだなと感じました。(何より、レポートを展開しても、本人以外は知見の回収が難しそうだと、レポートを書きながら思っていました)
アプリが主担当でなくても、興味がある人みんなで参加できるとより良いかもしれませんね!
非常に勉強になったため、可能であれば、来年もまた参加したいなと強く思っています。
また、来年は単純な参加だけでなく、社内メンバーのサポートか、もしくはiOSDCに寄与できるような形で参加できるとより良いなとぼんやり考えております。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
カンファレンス参加などに不安感を持っている若手エンジニアの背中を押すような内容になっていたら嬉しい限りです。
次はカンファレンスなどでお会いしましょう!