FURYU Tech Blog - フリュー株式会社

フリュー株式会社の開発者が技術情報を発信するブログです。

Completions APIを使ったアプリも登場 フリューハッカソン2022 レポート

2023年3月3日から4日にかけてフリューハッカソンが開催されました。2020年から開催された本イベントも3年目。今まではオンライン開催でしたが、初めてのオフライン開催となりました。今回は計5チーム、総勢24名が参加しました。内12名はハッカソン初参加。初めての方も常連の方も混在し、所属部門も様々なバラエティ豊かな顔ぶれとなりました。

フリューハッカソンとは?

まず、ハッカソンとはハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語で、特定テーマに対して一定期間で開発するイベントです。そして、フリューハッカソンはフリュー社員が企画運営し、フリュー従業員が誰でも参加できる社内ハッカソンです。「異部門間、異業種間の交流促進」を目的とし、部署を越えたチームが結成されます。いつもと違うメンバーと開発できるのも魅力の一つです。フリューハッカソンを体験して「モノづくりに大切なマインドの醸成」を期待しています。

オープニング🌄

まずは実行委員からハッカソンに期待すること、審査方法、スケジュールが伝えられました。とうとう始まります。会場からもワクワクドキドキが伝わってきます。

そして重要なテーマ発表。

今回のハッカソンのテーマは「ときめき」です。

「ときめき」を聞いて私は「恋愛」「掃除」「かわいい」・・・などを連想しましたが、形にするには難しそう。参加者はここから2日間でアイデアを出し、動作するアプリとプレゼン資料を作成します。ついにフリューハッカソンの開始です!

アイデアソン✨

午前中はウォーミングアップも兼ねて全体でアイデアソンをします。アイデアソンはエイチタス株式会社の原亮様にお越しいただいて実施しました。アイデアソンの楽しみ方、考え方を伝えて頂きました。ワークショップの時間は「ときめき」についてアイデアを発散させたり、新しい解釈を考えたり、もくもく考えたり、話し合ったりして盛り上がりを感じます。

ハッカソン👩‍🎨👨‍💻🙆‍♀️

午後からは各チームにわかれてハッカソンスタートです。翌日14:30 の締め切りに向けて、それぞれ開発がスタートしました。会場の雰囲気は今までの楽しんでいる感じから、集中して作り上げる雰囲気に変わりました。みなさんの表情からもエネルギーを感じます。

各チーム、付箋やホワイトボード、模造紙を使って「ときめき」と向き合っていました。

時間が経つにつれ、アイデアだしで悩むチーム、アイデアが決まり技術仕様を考えるチーム、すでに実装をスタートするチームなど、各チームの進捗に差が出始めました。アイデアだしで悩んでいるチームは周りの様子を気にするなど焦りも感じます。それでも夕方頃に全チームは実装をスタートし、会場の雰囲気はより一層集中モードです。コミュニケーションが活発だった前半とは違い、必要なコミュニケーションは取りつつ、それぞれの担当が作りきることに没頭しています。

発表&表彰🎊

ハッカソンもクライマックス。各チームが2日間かけて作ったアプリのプレゼンが始まりました。「ときめき」の解釈、発見したニーズと課題、コンセプト、デモ動作。全チーム被りなく、個性豊かな発表となりました。デモ動作では寸劇がはじまるユニークな発表もありましたよ。どのチームも完成度が高い! 技術も様々なチャレンジがありました。フリューらしくカメラと画像処理を活用したり、最近話題のCompletions API(2日前にAPI公開)を活用したり、 Google Maps Static API を使ったり、位置情報や加速度センサーを使ったり、など。各チーム普段の開発では使わない技術を使ったチャレンジが目立ちました。多様で技術的なチャレンジもあるアプリばかりで審査は難航。

そして、栄えある最優秀賞は、、、



夢で自分が望む理想の"ときめき"を感じることができるアプリを開発した「毛量TATA」チームが受賞しました。話題のCompletions APIを活用したり、flutter_ttsで文字列音声読み上げなどが使われていました。おめでとうございます🎉

さいごに

審査員から過去一番の完成度だったと講評をもらうほど、プレゼンの構成、デモの動きも含めてレベルの高いハッカソンとなりました。「チームのカラーが出ていて、ハッカソンらしくバラエティ豊かでした」「ChatGPTなど新しい技術は本業でもチャレンジして欲しいです」と講評いただき、また「続けて使ってもらう仕組みの構築まで考えて欲しいです」「ハッカソンらしく大胆に弾けた企画にチャレンジもして欲しいです」と次回への期待もいただきました。

最後に事務局長から「ハッカソンにチャレンジにしようと思った瞬間から今日まで楽しめましたか。楽しめた想いを現場に持ち帰って、次回のフリューハッカソンも様々な方に参加頂きたいです。異業種の交流を増やし、刺激を受け合って、開発のクオリティが上がることを期待します」と今後の期待で締め、2日間のフリューハッカソンがお開きになりました。

参加されたみなさん、2日間ほんとうにおつかれさまでした。