はじめましての方も、そうでない方も、こんにちは。フリューの佐藤こと、ジョンです。
遅くなりましたが、SPAJAM決勝戦に参加してきましたので、ご報告です。
予選から本戦にむけての準備
以前の予選を踏まえ、振り返ってその対応を試みました。
- そもそもツールが使いこなせていなかった
- 勉強するのにも時間が足りないため、使い慣れているツールに変更しました
- アイデアが少し弱かった
- 予めアプリの方向性を考えておく。今回はVRを使ったアプリにしていこうという方向性
果たしてこの方法が正しいことなのかは、さておき。
今度はディスプレイを持たず、新調してもらったMacBookをもって出発です。
本戦当日
会社の都合上、前日は金沢の旅館にいましたので、朝早く北陸新幹線で移動となりました。旅館から、旅館へ。温泉から、温泉へ。
向かう先は、埼玉県熊谷市ホテルヘリテイジ 四季の湯温泉です。
熊谷までつくとSPAJAM用の臨時バスが来ましたので、それに乗りました。
本戦会場は地下でした(高所恐怖症の方は安心です)
荷物をとりあえず置いてから、別部屋に移動後、各チームの紹介、テーマ発表、アイデアソンという流れでした。
この辺りはニコニコ生放送でも放送されていたようです。
浴衣来てますが、すぐ脱ぎます。テレビ用ですね。
お昼もおいしく頂きました。ビールも提供されていました。ですが、流石にこの後二日間あると思うと飲めませんでした。
今回のテーマは「音」でした。
予選よりも抽象度が高く、アイデアソンでのアイデア出しは、困難を極めました。
単純に音を鳴らす、ということではダメだろうという話はチームでも出ていましたが、打破する案も浮かばず。
ということで、前準備で考えていたVRを使った○○ということで、無理矢理にでも進めました。
各人の担当は、前回とほぼ同じくではありますが、今回はVRと言うことで、OpenGLを使ったプログラミングです。
行列の計算やシェーダの実装などを行いました。テーマに沿うように、音声認識もつかいました。
目の前に温泉がありつつも黙々と作業をしていきます。
1日目の夕食、2日目の朝食、昼食……と食事はすべて用意されていたので、ありがたかったです。
予選と同様に、時間がないうちにどれだけ完成に近づけるか、プレゼンで発表される部分を意識して作成をしていきました。
そして、やはり予選と同様に、最終的には各自、自分の担当範囲だけではなく、今何が足りていないのか、時間が決まっているなかで、何ができて、何ができないのかを考え行動していけていました。
2日目の夜には、各チーム作成したアプリのプレゼンテーションをしました。その後、懇親会も踏まえ実際にアプリを触ってもらえる実演会が用意されていました。
同時に他チームの方との交流もでき、アプリも触ることができました。
他チームも、技術レベルが高くおもしろいアイデアのアプリを作られていました。もちろん、プレゼン途中でアプリが動かなかったりなどのハプニングもあり、同時にハッカソンの難しさを味わいました。
そして、時間が過ぎると、ハッカソンイベントの主要部は終了となります。
ようやく温泉にありつけました。部屋も用意されてあります。
ちなみに、温泉に入るタイミングは自由ですし、皆がアプリを必死で作成している間に温泉に入っても何も問題ありません。
成果物について
今回作成したアプリは、以下です。
音(歌)から広がる世界を楽しめるアプリというコンセプトで進めました。子供向けのVRという、将来的な展望も兼ねていました。
VRゴーグルは、Google Cardboard V2です(目はデザイナさんに描いてもらってます)。こちらを装着してVRの世界を見て回ります。
始める前にまずBGMを選択します。
そうすると、そのBGMにあったVRの世界が表示されます。
スマートフォンには2つの画面が表示されますが、VRゴーグルを通すと2つの画面の差分により立体視ができます
技術的な部分としては、先ほど書きましたが3DCGを描画するためにOpenGLを使用しています。
他には、GoogleのCLOUD SPEECH APIを使っており、特定のキーワード(例えばリス、くま、など)に対して中の動物たちがリアクションを取ってくれたり、音楽が変わったりします。
結果
結果発表は、プレゼンテーションから夜が明けた3日目。会場を東京浅草にある HULIC HALLに移し行われました。
その前に、結果発表の前にドローンを使っての写真撮影をしました。すごかったです(詳しくは http://spajam.jp/final/result/ に動画がありますのでこちらを参照ください)。
本戦計12チームがありましたが、結果
ファイナリスト賞
を頂きました。大文字で書いておきながら、残念ながら、いわゆる参加賞です。
審査員の方から評価を聞いたところ、やはりアイデアでの点で弱かったようです。
ちなみに、最優秀賞は ちゅらゴンズさん の 音録(オドロク)でした。
感想
業務ではWebアプリケーションを触っており、スマートフォンのアプリ開発に携わることがありませんでした。
しかし、今回の予選から本戦までを体験でき、以下の知見を得ることができました。
- 会社の中でも特に関わりが少ない人とのチームを組めた(大きな組織になってくるとなおさら!
- 今までやったことのない技術を使う機会があった(特に本戦で使用した音声認識は個人的にはとても興味深く、業務にも活かせそう
- 社外の方との交流を持てた(名刺は持って行きましょう!
以上いろいろありましたが、プラスしか無いです。(もちろん、疲れたとかはありますが
興味のある方は、次回SPAJAMに参加してみてください!