FURYU Tech Blog - フリュー株式会社

フリュー株式会社の開発者が技術情報を発信するブログです。

社内にDevRel組織を作った話

この記事は フリューAdvent Calendar 2024 の1日目の記事となります。

はじめに

フリュー株式会社ピクトリンク事業部でエンジニアマネージャをしている佐々木です。

今年もアドベントカレンダーの季節がやってきましたね。25日までどういった記事が続くのか非常に楽しみです!

今回は社内に「DevRel組織」を作った話です。

背景

フリューでは、ものづくりマインドの醸成やエンジニアのエンゲージメント向上を目的として、 毎年いろいろな技術系施策を行なっています。

  • 部門を越えて、エンジニア同士が交流したり切磋琢磨できる
    • ◯◯◯(新しい技術やツールなど)を導入してみたいが知見不足
      →別部門の詳しい人に聞いてみよう、というアクションができる
  • エンジニアがやり甲斐をもてる職場環境にする
    • 知り合いのエンジニアを誘いたくなる
    • 退職したエンジニアが戻ってきたいと思える
  • 新卒採用などの場で、会社選択の理由に技術系施策があがる
    • フリューを◯◯◯という取り組みで知りました
    • 社内で◯◯◯をしているのを聞いて、志望したいと思った

このような世界線になることを目指して取り組んでいます。

一部門の取り組みから始まったり熱意のある有志の提案から始まったりときっかけは様々ですが、 長いものだと10年以上継続している施策もあります。

ただ、ここ数年は技術部門のマネージャが中心となり施策の運営を行なっていたのですが、 運営ノウハウの属人化や負荷の増大といった課題があり、 ここまで続いた施策が風化してしまうのでは・・という危機感がありました。

こういった背景から、オフィシャルな組織(=会社が認める組織)をつくることで技術系施策を社内で根付かせたいと考え、 今年の3月に経営層に諮り、5月から【Developer Relations委員会】を組成することとなりました。

ここからは、委員会でどういった取り組みをしたのか(していくのか)をいくつか抜粋して紹介します。

委員会での取り組み

エンジニア交流会

ランチでの交流&対話会。

普段交流の少ない部門間のエンジニアの交流のきっかけづくりを目的としています。 ランチの手配や当日の司会進行などを行うのが委員の役目。

自己紹介&ランチ

グループ対話

フリューテックトーク

社内外向けのライブLTです。

社外向けにも配信するため、機密情報を含んでいないかなど、話す内容や資料の事前調整が必要。 委員はテーマ決めから撮影機器の手配と設営、当日の司会進行など、裏方全般を行います。

施策の詳細は、別の記事でも紹介していますので、興味ある方はぜひご確認ください。

撮影風景

SPAJAM参加支援

弊社が毎年スポンサーとして支援している、ハッカソンイベントです。

弊社から毎年、数チームが参加しており、 チーム編成の手伝いや宿泊の手配など、チームがハッカソンに集中できる環境を用意するのが委員の役目です。 社内で応援メッセージを掲載して、チームのモチベーション向上にも一役買っています。

SPAJAMについては、以下の記事を参照ください。 tech.furyu.jp

技術交流会

前述のフリューテックトークとは異なり、完全社内向けの登壇イベント。毎年12月に開催しています。

大会議室に社内のエンジニアを集め、各部門が業務の中で新たに活用した技術や知見を発表します。 前述のテックトークと同様に、撮影機器の手配と設営、当日の司会進行などが委員の仕事です。

フリューハッカソン

毎年2〜3月頃に社内で行なっているハッカソン大会。

前述のSPAJAMのやり方に倣って、約24時間で定められたテーマのウェブアプリを開発します。 参加するかどうかは社員の裁量に委ねているのですが、 ここ最近は、新卒1年目のメンバーやスタッフ部門のメンバーが参加するなど、 施策の輪が拡がってきている印象で、非常に嬉しく思っています。

委員の負担はかなり大きく、チーム編成の手伝いからケータリング・撮影機器の手配、当日の進行など、 ここまでに記載した各種施策の内容全般が求められる施策です。

www.furyu.jp

さいごに

ということで、DevRel組織を作ってどういった取り組みをしているのかをご紹介しました。

まだ組成して半年弱の組織ですが、エンジニアにとって非常に重要な取り組みだと私は思っています。 この組織の取り組みが社内でどんどん拡大していくことを期待していますし、私もその一助になるように努めていきたいです!

(余談) ちなみに、弊社では Developer Relations という呼称を使っていますが、 エンゲージメント向上などの取り組みは本来のDevRelの定義と違うのでは?という考え方もあるようですね。 来年には委員会の名前が変わっているかもしれません(笑)