こんにちは。フリュー株式会社でSREをしている森兼です。
新人クラウドエンジニア(AWS クラウドプラクティショナー*1)である私が、
6/25 - 6/26に開催されたAWS Summit Japanに両日参加しました。
AWS の知見だけに関わらず、WEBサービス業界の最近の風潮についても感じることができました!
会場の様子
1日目はあいにくの大雨でしたが、それでもかなり人が多かったです。
先着限定のグッズや、AWS認定全冠ジャケットさえも速攻で全部無くなっていました。*2
逆に、2日目は晴天だったためか、1日目より人が増えていたように思います。
二日間の所感
生成AIとIoTが大きなトピックとなっていました!
生成AIについて
事前に予想がついていたことですが、生成AIに関するトピックがかなり多かったです。
AWSサービス的にはBedrock*3に関してのセッション、展示が推されていました。
使い方も様々で、単純に外部APIとしての利用のほかに、RAG*4を用いた社内AI活用も紹介が多かったです。
また、BedrockはAIの基盤モデルを選択して利用できるのですが、
私がいろんなブースで話を聞いて回ったところ、だいたいAnthropic社のClaudeを使用していました。
IoTについて
逆に、予想外だったのはIoT Coreに関しての話がいたるところで紹介されていたことです。
IoT Core とは、外部デバイスとクラウドをHTTPSやMQTTなどのプロトコルを用いて、
簡単かつ安全に接続管理できるAWSサービスです。
特にMQTTを用いれば双方向通信を簡単に実現できるのが魅力です。
1日目に展示をまわっている時から、なんだか流行っているな〜とは感じていましたが、
2日目のスペシャルセッションでも大きく紹介されており、公式的にも力を入れているのがうかがえました。
IoT Coreに関して展示していた企業の方も、やっぱりMQTTで通信できるのが便利とおっしゃっていました。
IoT CoreとBedrockがあれば、組み込みシステムでもAIを気軽に利用できますし、
いよいよユビキタスコンピューティングの気運が高まっているのを感じました。
参加セッションについて
1日目は生成AI、とりわけRAGを用いた社内AI活用について聴講しました。
RAGを使うと、社内ドキュメントを文字列一致以外でも検索できるというメリットがなるほど便利そうと思いました。
ドメイン知識にとても詳しいベテランの社員さんみたいな存在になってくれるわけです。
AIのチャットボットといえばお客さんの問い合わせ対応に使われがちですが、社内のサポートデスクとしての利用価値もありそうです。
2日目は個人的に興味のあったゲーム業界関連のセッションを見たのですが、
大規模サービスのネットワークやクラウド構成の話がタメになりました。
エンタメサービスは時間帯や時期でアクセスが増減しやすいですし、クラウドの高速スケールの効果が大きいですね。
さいごに
AWS Summit、かなり体力を使うイベントでしたが楽しかったです!
AWSを利用しているエンジニアだらけというのがとても新鮮な空間でした。
また、展示ブースでは車が展示されていたり、ゲームが遊べたり、イベントとして純粋に楽しめる空間になっていました。
自分と同じくらいの年齢の人たちと一緒にブースで説明を受けるのも、とても良い刺激になりました。
この記事が来年以降の参加を検討する一助となれば幸いです。