開催のきっかけ
ソーシャルゲーム2部 開発課で絶賛乙女ゲームを開発している粕谷(@daiksy)です。
最近、エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計をちびちびと読み進めています。
こういった設計に関する本を1人で読んでいると、自分の理解だけでは不安になり、他人と議論がしたくなりますよね。
みんな考えは同じようで、「DDD本 読書会」などで検索をすると、いくつかの勉強会がHITします。
僕も近場のこういう読書会に行って議論に参加しようと思ったのですが、タイミング的にどうしても途中参加になってしまうし、 こういった勉強会は、いろんなコンテキストを持った人が集まるので、どうせなら同じ文脈で語り合いたいものです。
そこで、社内で読書会を開催しようと思い立ちました。
社内IRCで「DDD本読書会開催したら、参加したい人いますか?」と呼びかけたところ、なんと10名近い人が名乗りをあげてくれました。
そういう経緯で、社内DDD本読書会はスタートしました。
実際にやってみて
DDD本読書会は毎週月・水・金の週3回、始業前に30分間実施されます。
章毎に担当者を決め、参加者はその該当章を当日までに読んでおきます。
担当者が、その章について簡単な解説をし、あとはそれについて各々議論する、という形で進みます。
1回30分なので、その章が1回で終わることもあれば、複数回にまたがることもあります。
同じ会社のメンバー同士の議論になるので、そこで語られる内容はとても具体的です。
「あのサービスのインフラストラクチャ層はこういう実装になっている」とか、
「あのシステムはFat Controllerになっているからあの案件で苦労した」など。
モデルについて議論する場合も、「粕谷さんが作ってるゲームのあの機能は、もっとこうモデリングするべきなのでは?」
というように、議論の対象が普段自分たちが扱っている業務を中心に進んでいくのでとても具体的かつ実践的です。
これこそが社内読書会の醍醐味であり、最大のメリットであるといえるでしょう。
1回30分の議論なので、少し短いと思われるかもしれませんが、週3回の開催なので、1ヶ月に換算すると約12回で計6時間になります。
2年前にこの形式で、Scalaのコップ本を半年かけて読破しました。
社内読書会、非常にオススメです。